日本橋Art.jpであったこと

さまざまな作家さんにSNSでお声がかかっているであろう
「日本橋Art.jp」というアートWEBサービスについての記事です。

情報が少ないので、お声がかかって判断に迷っている方や
不安な方に届いたら良いなと思い、自分の体験談を書かせて頂きます。

初めに伝えておきますが、あくまでも「私の体験や気持ち」ですので、
利用者の方がすべて私と同じというわけではない事は伝えておきます。
このサービスに賛同して使っている方もいらっしゃいますので、
ご自身の活動方針に合うかどうかの見極めの参考になればと思います。

ちなみに私は2023年から利用した後、この2026年に退会しました。
ネガティブな愚痴っぽい感じになってるので、それだけすみません・・・

利用し始めた・退会のきっかけ

画家として活動しようと摸索し始めていた中、
コロナ禍でリアル活動が限られている中でお声がかかった「日本橋Art.jp」。
きっかけはTwitter(現X)のダイレクトメッセージでした。

この時は本当に何も分からないし、
対応も丁寧で掲載も無料とのことで、作家と一部の作品の掲載をして頂きました。
その後メールにて有料プランの案内が来て、
オンラインを主軸にしないと厳しかった背景もあり、有料プランで挑戦してみました。

利用したサービスは、
WEBグループ展への参加、イベント掲載、
作家プロフィール&作品掲載、インタビュー掲載。
そして別枠のWEB個展の開催。

しかしお金をかけても全く見てくれた形跡がなく、
細かい結果報告もなく、ただお金だけを失っていく。
現在は窓口が一本化され少し改善されましたが、
当時は人が多くなってきた辺りから連絡のレスポンスが異常にわるくなり、やりとりにも支障が出ていました。
そういう状況になってしまい、
最終的にはどういう経緯であれ、私の手描きの絵が傷つけられるという事件が起こってしまい、
不信感がピークに達し、退会いたしました。

掲載・利用してどうだったのか

これはただの推測ですが、
「日本橋Art.jp」さんに全てコンテンツ掲載を任せる、相談する、というスタンスなら、
作風や活動方針によっては合う作家さんもいらっしゃると思いますので、
あくまでここからの体験談や感想は参考程度までにとどめてくださいませ。

あくまでも私の結果の話となりますが、
結果は「ほとんど実りにならず、損をした」でした。

こうならないように、事前にサービス申込前に
「どのような作品宣伝をして、どのような結果報告が頂けるのか」というのを
しっかり聞いて確認しておくと良いと思います。
聞いて納得の上で、サービスの利用を決めると良いと思います。
私は確認せず「やってくれるだろう」と勝手に期待してたので曖昧になってしまいました。

とにかく何をやっても、ただ利用するだけでは実りがありませんでした。
全然作品に関して「結果が出る」「状況がわかる」というような事に全くなりませんでした。
WEBグループ展も展示するだけで具体的な結果報告はなく、参加の意味が分からなかったです。
(アクセス数などを教えてもらえるだけでもだいぶ違ったのに)

少しコミックアートな側面もあるので客層が違ったかもしれませんが、
そういうフィードバックもなかったです。
終始、売れるかどうかはやってみないと分からない、
作風は絞れない、とぼかされてしまい、売り上げが立つかどうかも作家側に頼り切られてると感じました。

もっと言ってしまうと、ずっと足をひっぱられていました。
会社側の連絡不備でこちらから声をかけないと動きが無く放置されてしまったり、
忙しいのに連絡がつきにくく事が進まず時間を圧迫してたり、
本物の作品を送付し返送された時に絵が傷ついていたりしました。
お金もけっこうかかっていたので、作家活動の活動費にも影響を受けていました。

絵は1つだけ売れています。
売れていますが、ここのWEBサービスの仕組みの一環で、結果的に売り戻されていました。
もうこれ以上掲載していても売れないだろうし、自分の個展で展示した方が良いと決断して買戻ししました。
(買い戻したので結果的に送料で赤字で終わってます)
その買戻しした時に、自分の絵が傷ついていた事がショックすぎて、
なんかもうほんと弱くてアレなんですが、
長年なかったうつ症状が再発して、半年以上治らず活動に支障がでました。

なので後に繋がる経験としては、
もうこういうとこには任せない関わらない、
という強い意志を得たという痛い勉強代、という認識になってしまいました。
私が軽い気持ちで挑戦してみよう、と認識が甘かった自分が飛び込んだ結果なので自己責任ではありますが、つらいです。

唯一よかったこと

唯一、インタビュー記事の作成だけはとても良い体験ができました。

担当のインタビュアーの方がとてもベテランで、
話す事が苦手な自分でもうまく言語化できるように質問をしてくれたり、
最後まで聞いて下さったりして、本当に良い体験をしたと思います。
ありがとうございました。

ただ残念なことに、
この記事によってWEBから何か反応があるという事は、全くありませんでした。
あったとしても報告もないしアクセスも分からないので、知る術がありませんでした。

あまりにもったいないので許可をいただき、
内容を印刷して自分で開催している個展で展示させて頂きましたが、
個展では読んで下さる方が少しいらっしゃり、あってよかったなぁと思ってます。
見る人が居れば読んでくれる可能性がある、というのは分かってよかったです。

失ったお金が正直辛いんですが、
このインタビュー記事が良かったというだけでだいぶ救いになっております。

※現在は退会したのでWEBでは読めません。個展ではずっと設置予定です。

WEB個展はどうだったのか

結果を単刀直入に言うと
「何の意味があったんだ」というのが正直な感想になってしまいました。

たぶんWEB個展のお誘いがあった方の中で、
興味を持って話を詳しく聞いた時に、
まぁまぁな開催費用でびっくりされる方がほとんどだと思います。

コロナ禍が落ち着いた今なら私は絶対受けなかったと思います。
しかし時代がそういう感じだったので、WEBならと思い申し込んでしまいました。
金額が金額なので、プロデュースから宣伝、開催アシストまで、ちゃんといろいろやってくれる、と期待していました。

期待していたのがだめでした。
開催までに連絡不備があって開催したかった時期にできませんでしたし、
開催後はアクセス状況などの、WEBとしての結果報告が全くなくて、
感想は2件のみあったものの、「会社側のサービスとしてそれだけ?」という結果に終わりました。
(名前は伏せますが類似サービスでアクセスなど反応状況を全部教えてくれるところ知ってるので・・・・)

そしてせっかくVR空間で展示といういいシステムがあるのに、
そのVR空間に使用している部屋もあまり手入れがされてる感じがなく、
会議室な雰囲気なのも、
もうちょっと「絵画を飾る空間」にしたらいいのにとかいろいろ思いました。
でもこの意見はわたしのわがままとは思います。

一番しんどかったのは、
他の方のWEB個展を初めて見たときの登録初期の頃に比べて
ピンの穴がたくさん目立つようになっていたので、
なんだか作品を良く見せる気がないのかなと感じてしまいました。

ピンの穴が残っているギャラリーさんも知っているのですが、
そういったギャラリーさんはそもそも気にならないほど馴染んだ味のある空間になっていたり、
定期的に補修して比較的少ない事が多いんですよ。
今回ほんとにVR空間で肉眼じゃないのにやたら穴目立つな・・・と気になってしまい、あまり展示空間として大事にされてる感じがありませんでした。
まぁでもこれも私の「気にしすぎ」の範囲で聞き流して下さって良いです・・・

やっぱり
「高いお金払ってるのに連絡不備で希望時期の開催ができなかった」
「反応状況の数字的な詳細がほとんどなかった」というのが一番辛かったですね。
絵も売れていないです。
宣伝も確認しようがないですが、
私が観測した範囲ではあまり反応がなく、見られているという感覚が薄かったです。
やらなくてよかったかな・・・という感じで終わってしまいました。

システムの相性のわるさと、作品管理のずさんさ

記事の最初の方で書きましたが、
最後の最後で「絵の買戻し」で起こった事が
あまりにここはもう自分は関わってはだめだと確信しました。
今現在も神経症状が治らず苦しいです。だいぶ改善しましたが、活動に支障出ています。

システムは分かっていたものの、
やっぱり一度売れた絵を売り戻されるって精神的に辛いと感じました。
「やっぱりいらなかった」「思ってたのと違った」って事なので・・・
どっちにしたって作家にとって気持ち的にいい事じゃないです。

それにどんな人に売れたかも不明なままなので、
本当にお客さんの声が聞こえないままで後に繋がらない。
なにもわからない。お金の動き以外は、本当になにもわからない。
私の心情的にシステムがもう合ってないと分かりました。

そこまでだったらまだ少し耐えられてたんですけど、
私が手元に買い戻した時の状況があまりにダメすぎて、
ショックすぎてうつ症状が悪化しました。
ほんと11月辺りまでは疲れはありましたが元気だったんですよ。
事が起こってからの転落ぶりひどくて、
本当に自分にとってダメな事だったんだと思い知りました。


 

なにがあったかなんですけど、
返送されてきた絵が複数傷ついていた挙句、
会社側の梱包もいい加減なもので、本当に作品を大事にしないんだと感じました。
その意図がなかったとしても、作品の取扱知識があまりにも無いと感じました。
その作品はパネル作品で、描画面がむき出しで保護がない大変デリケートな作品でした。

最初に買ったお客さんが傷つけてしまった可能性もあったんですけど、
それはそれでよくある事だと思うので、そこまではいいんです。
所有権譲渡なので、その後の作品状態の取扱に関しては、
変化があっても私はなにもいう権利はありません。
要は傷ありの中古品になるだけです。
(著作権は放棄・譲渡してないのでそこらへんにかかわる事はしちゃだめです)

問題は、日本橋Art.jpの作品掲載の写真でした。
もしお客さんが売り戻した時点でこれだけの傷があって、
販売ページの写真が初期の美品のままってどういうことなんですか?って。
検品してないんですか?って。

加筆レベルの傷がいくつかあって絵が変わってると感じるレベルですし、
作者の私が変わっていると言ったら変わっているんですよ。
この傷があったまま別のお客さんに買われていたとしたら、傷がついててクレームものです。
こんな傷写真にありませんでした!となります。


じゃあ今度は仮に売り戻しの時点で傷はなかったとしましょう。
私に返送されてきた時のこの梱包は何なんですか?と。
ぜったいに梱包段階で傷がついていますよね?どんな扱いしてたんですか?と。

私は作品が売れた時は、作品が傷つかない形で発送していました。
かぶせ箱も手作りで作りました。
その箱の上から別のダンボール箱に梱包材を詰めて送ったと思います。
ほんとに、絵が破損しないように。

会社からの返送時は、
作品がきつくプチプチでくるまれていて、
これじゃどう見ても作品傷つくでしょうという梱包でした。
あとA5サイズの作品だったのに、オーバーサイズな箱で送られてきて、
信じられなかったのはそれだけ大きい箱だったのに、
作品の梱包位置が「角」だったことです。
プチプチがあるとしても、万が一強い衝撃があったら角割れますよね?と。

すごく適当に返送されてきたのが悲しすぎましたし、
開けた瞬間にもう傷があったので、間違いなく会社にあった時点で傷がついています。
なにもかもずさんで、悲しくて、美術品を取り扱うサービスとしてありえないと思いました。

こういうことがあったので、
デリケートな作品を取り扱う事がある方は本当に気を付けてご利用ください。
作品送付のやりとりがある場合は、
取扱に関する指示を添付した方が良いと思います。
(そこまでしなきゃいけないのも作家負担を増やしていると思います・・・)

これからのこと

久しぶりの更新がこんな記事で申し訳ない・・・
けど高い勉強代になったものの、より個人で、信頼できるところとやりとりしようと決心する事が出来ました。

自分が開催する個展はだいぶ健闘してると思いますし、
良い結果にしてくださる作品を見てくださる方には本当に感謝しかございません。
自分の甘い見通しのせいでやりくりがギリギリになってしまっているのが不甲斐ないです。
これからはこういう事が起こらないようにしていきたいです。

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